2021.07.24
指示待ち社員から自分で考えて行動する社員へ
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利益 200% を目指す
カイゼンコンサルティング
2021.07.24
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2021.07.11
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2021.06.21
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改善とは、
行動を善く改めること
カイゼンは
誰にでもできることです。
「もっと楽にしたい」こと、
「もっと早くしたい」ことを
行動に移せばいいのです。
トヨタ生産方式を活用したカイゼンと
カイゼン効果を利益に結び付ける管理会計について解説します
「心が変われば行動が変わる」よりも
「言葉と行動を変えれば心が変わる」
「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる」と言いますが、人の心はなかなか変わりません。より善く改めるためには、昨日の状態を否定し、変えていく必要があります。しかし「今のやり方が一番いい」「昨日と同じでいい」と思っている人には、カイゼンはできません。
ではどうしたら「心」を変えられるのでしょうか。心は1分で変えることはできませんが、「言葉」と「行動」は1分で変えることができます。
言葉を変えることとは、「・・したらいいと思います」よりも「・・してみませんか」、「わかりました」よりも「やります!」、行動につながる言葉、前向きな言葉を使うことです。行動を変えることとは、ゴミが落ちていたらすぐに拾う、掃除をする、「いいと思ったことをすぐにやってみる」ことです。このことがまさに、カイゼンなのです。
いい言葉を使い、すぐに行動する、それが習慣になると、考え方、心も積極的になり心が変わるのです。
目に見えない「心」を変えるよりも、目に見える「言葉」と「行動」を変えることがカイゼンであり、結果的に「心」を変えることにつながります。
一歩のカイゼンを繰り返す事で
もっと大きなカイゼンに気付き出来るように
カイゼンで大きな成果だけ狙うとしたら、継続してカイゼンすることは難しいでしょう。ピラミッドで例えると、大きな成果は頂点に近い小さな三角形です。
カイゼンは、一部の人だけではなく、全員を巻き込み行うほど効果が大きく上がります。誰にでもできる、わずか1歩のカイゼン、1秒のカイゼンを行うことがピラミッドの最下部とします。しかしその人たちは、慣れてくると、もっと大きなカイゼンに気づき、できるようになります。カイゼンピラミッドを登っていくのです。そして、カイゼンする仲間が増え、カイゼン件数が集まるほど、大きなカイゼンができる仲間が増えていき、より大きなカイゼンピラミッドとなり、大きなカイゼン効果を得ることができるようになるのです。
カイゼンには、ことわざにあるように「1人の100歩よりも100人の1歩」の精神が大切なのです。
日本の典型体的なカイゼンは、ボトムアップ型で現場で働く人達がカイゼンをします。しかしこれだけでは組織をまたいだカイゼンが進みにくくなります。そこで、経営幹部が現場に来るトップダウンのカイゼンを組み合わせることが必要になります。
カイゼンピラミッドで示したように、トップダウンだけでは現場力が上がりにくく、木になった果実はすぐになくなります。トップが現場に行き、現場力を把握します。そして5S→工程改善→作業改善→設備改善を進めて行き、現場力を高めます。現場力が高まったら、リードタイムが短縮し、生産性は上がっているので、顧客対応力が上がります。そして経営幹部は、次の経営戦略を練り、それを現場に落とします。現場力が上がっているので、その経営戦略を多なうための次のカイゼンを行うことができます。
ボトムアップカイゼン→トップダウンカイゼン→ボトムアップカイゼンを繰り返すことで、経営と現場が結びつき、より大きなカイゼン効果と経営効果を生み出せるようになります。
5Sでムダが見えやすい職場にする
清掃:キレイにする
整理:要らないものを捨てる
整頓:すぐ取り出せるように表示する
清潔:整理・掃除・清潔を維持する
しつけ:4Sが自然にできるようになること
ジャスト・イン・タイム
在庫、仕掛品を減らす(キャッシュフロー経営)
多品種少量生産
工程を流れにし、引き取り生産へ
1個流し
リードタイムを短縮し、短納期に対応する
ニンベンのついた自働化
間締め、手元化を進める
多能工を育成し、セル生産、一人屋台生産へ移行する
人と機械の仕事を分け、生産性を上げる
不良品を後工程に流さない
ジャスト・イン・タイム
+ニンベンのついた自働化
1個流しがインラインでできるコンパクトな設備、機械へ
小ロット生産を可能にする段取り改善
稼働率は重視せず、可動率100%を目指す
5S、工程改善、設備改善を行ってから設備改善をします。投資をせずにできるカイゼンをせずに設備を入れると、高速、高額な設備になり、かえってコストアップになりかねません。
また、IoTやRPAを導入する際も、先に5Sと見える化を行い、工程改善と作業改善(業務改善)を行うことで、「何を管理するか」「どの情報が必要か」と情報の整理・整頓を行ってから導入します。先にシステムを導入すると、システム屋主導になり、高額で使えないシステムが残ることになり、使えたとしても現場の負担が大きくなって使われなくなるケースが多々あります。
カイゼン成果を利益に結びつける
損益分岐点を下げる
内製化
セルラインをスモールカンパニーへ
日々決算
図解した管理会計を使うことで、数字に弱い方でも誰もがカンタンに「利益が出る方法」がわかります。そしてカイゼン成果が損益のどこにつながり、財務の健全化にどうつながるのかがわかります。
現在の財務会計は全部原価計算のため、在庫が増えるほど利益が増えるようになっています。在庫が増えると一見「利益が増え」、「資金繰りは悪化」します。管理会計(全部原価計計算)にすることで、本当の利益構造がわかり、また損益分岐点計算も図解でイメージできるため、「利益を出すために、カイゼン成果をどれだけだせばいいか」逆算の経営が可能になります。
元氣とは、
万物生成の根本となる
精気であり、
心身の活動の源である
カイゼンを通じて、自らリーダーシップをとる、元気な人づくりをします。
一人一人が元気になり、元気な人が元気な職場に変え、元気な職場が増えることで、元気な会社をつくります。
働く人、買ってくれる人、売ってくれる人、すべての人が感謝と喜びにあふれる会社と仲間を増やします。
会社名 | 株式会社 元気経営 |
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代表 | 三浦 聡彦 |
事業内容 | トヨタ生産方式によるカイゼン実践コンサルティング セミナー 講演 |
所在地 | 九州本社 〒830-0027 福岡県久留米市長門石3丁目7-11-4 TEL : 0942-80-8364 東京品川オフィス 〒108-0074 東京都港区高輪3-25-22 高輪カネオビル8F TEL : 03-6456-4904 |
三浦 聡彦
(みうら としひこ)
1997年、ソニー、キャノンにセル生産方式を導入した山田日登志所長が率いるPEC産業教育センター(現PEC協会)に入所し、トヨタ生産方式によるムダとり、カイゼンコンサルタントの道を歩む。
製造業(食品、家具、半導体、電子機器、鉄工所、金属加工、自動車部品、金型など)、物流倉庫、食品スーパーで、トヨタ生産方式によるカイゼン、ムダとりを実践してきた。会議室で行うコンサルタントではなく、実際に現場に行き、現場を変えて経営を変えていく実践型。売上30億円企業では、10年ぶりに黒字転換を果たした。
2007年、現場のムダとり事例をまとめた「カンタン!ムダとりポケットブック」(日刊工業新聞社)が出版され、発売1か月で増版された。現在までに9度の増刷、1万部を超える。
2011年、九州大学ビジネススクールを修了(MBA、経営学修士)、在学中に「海外のモノづくりを知らなければ日本の経営者にアドバイスできない」と気づき、「日本のモノづくりを元気にする」と決意、海外に行き、日本人のいない現地企業にトヨタ生産方式、カイゼンを導入していった。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、フィリピンで30社を超える企業で実践した。アメリカの航空部品修理業では、指導1年後に過去最高益を出すことに。フィリピンでは120人の工場で、わずか半年間で生産性170%の驚異の生産性となり9年ぶりに黒字転換に成功した。
2017年、日本のカイゼンと海外のカイゼンを比較し、豊富なカイゼン事例とともに、現場カイゼンと経営をどのように結びつけるかを記した共著「True Kaizen: Management’s Role in Improving Work Climate and Culture」(Collin McLoughlin, Toshihiko Miura, CRC Press)が発売され、世界中で読まれる。2019年5月、トヨタ生産方式のシングル段取りの開発に貢献した新郷重雄博士の功績を称えて設立された、SHINGO INSTITUTEよってShingo Publication Award 2020に同書が選出された。
PEC産業教育センター(現PEC協会)入所
「カンタン!ムダとりポケットブック」(日刊工業新聞社)出版
九州大学ビジネススクール修了
「True Kaizen: Management’s Role in Improving Work Climate and Culture」
(Collin McLoughlin, Toshihiko Miura, CRC Press)出版