
やる気を引き出し
一緒に現場・会社を変える
スーパー元気人です
株式会社元気経営 代表
三浦 聡彦
三浦聡彦の想い
成長できる日を想いにコンサルタントに転身
企業のエンジニアから地方のコンサルタントへの転身。それは「たとえ小さな会社の社長でも、社長と毎日接することで自分自身が成長できる」と夢見て、実践カイゼンコンサルタントへの道の始まりでした。
はじめはカイゼン力がないため、派遣された企業では、現場の人が相手にしてくれませんでした。そこで翌日、誰よりも早く出社して掃除をすることから始めました。すると現場の方達が仲間として迎えてくれ、一緒にカイゼンをしてくれるように。仕事の基本は「挨拶と掃除」を体で覚えた瞬間でした。
顧問先のリストラを機に経営を学ぶ
「明るく楽しく元気よく」をモットーに、日々カイゼンに取り組むと、その企業は黒字になり、利益率は10%になりました。すると他の顧客を紹介してもらい、順調に顧客が増えていきました。
しかし、ある企業の再建に入った際に、カイゼンだけでは経営がよくならず、経営者は社員をリストラする事態に。私は無力感に襲われ、カイゼンの仕事を辞めることも考えました。それを見ていた上司から「お前が暗い顔してどうする!リストラしなかったら、あの会社は倒産するしかなかった。残った仲間とカイゼンして、会社をよくすることがお前の仕事だ」と激励され、思いとどまりました。そしてカイゼンに邁進しました。
もうこんな思いはしたくありません。会社を再建するためには現場のカイゼンだけではダメだ、と気づき、営業を巻き込み、経営を変えるためにビジネススクールに入りました。
日本のモノづくりを元気にするため、海外でカイゼン
カイゼンにMQ会計を加えて管理のカイゼンを行うことで、カイゼン成果が利益につながるようになりました。
そして立てた志は「日本のものづくりを元気にする」。そのために「海外で戦う日本の経営者の力になるには、海外を知らないといけない」ことに気づき、海外進出を決めました。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、フィリピンなど日本人のいない現地企業に行き、カイゼン。「いきなり現場に行き、カイゼンする」「トップと現場を巻き込む」スタイルは、海外でも成果が出ることが実証できました。
現場カイゼンと経営をつなげる、現場カイゼン×MQ会計
現場カイゼンで現場を変えます。ボトムアップ型のカイゼンとトップダウン型のカイゼンをつなげ、組織を巻き込み、組織の壁を越え、製造、営業、技術が協力して会社を変革していきます。
MQ会計で数字を見える化し、セル生産をスモールカンパニーにすることで、現場で利益を出します。社員がイキイキと元気に活躍し、現場が会社が元気になります。
プロフィール
1997
1997年、ソニー、キャノンにセル生産方式を導入した山田日登志所長が率いるPEC産業教育センター(現PEC協会)に入所し、トヨタ生産方式によるムダとり、カイゼンコンサルタントの道を歩む。
製造業(食品、家具、半導体、電子機器、鉄工所、金属加工、自動車部品、金型など)、物流倉庫、食品スーパーで、トヨタ生産方式によるカイゼン、ムダとりを実践してきた。会議室で行うコンサルタントではなく、実際に現場に行き、現場を変えて経営を変えていく実践型。
会社を変えるために必要な「数字を見る眼」を養うために、MGを学び、実践していく。売上30億円企業では、10年ぶりに黒字転換を果たした。


2000
2000年、MQ会計創始者 西研究所 西順一郎所長主催MQ戦略ゲーム(MG)に参加する。
津田剛氏に出会い、人間学を学ぶ。
2005
2005年、元気経営設立。引き続き山田日登志所長の元でPEC産業教育センター専属講師として、トヨタ生産方式を実践展開していく。
2007
2007年、現場のムダとり事例をまとめた「カンタン!ムダとりポケットブック」(日刊工業新聞社)が出版され、発売1か月で増版された。現在までに9度の増刷、1万部を超える。

2011
2011年、九州大学ビジネススクールを修了(MBA、経営学修士)、在学中に「海外のモノづくりを知らなければ日本の経営者にアドバイスできない」と気づき、「日本のモノづくりを元気にする」と決意、海外に行き、日本人のいない現地企業にトヨタ生産方式、カイゼンを導入していった。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、フィリピンで30社を超える企業で実践した。アメリカの航空部品修理業では、指導1年後に過去最高益を出すことに。フィリピンでは120人の工場で、わずか半年間で生産性170%の驚異の生産性となり9年ぶりに黒字転換に成功した。


2017
2017年、日本のカイゼンと海外のカイゼンを比較し、豊富なカイゼン事例とともに、現場カイゼンと経営をどのように結びつけるかを記した共著「True Kaizen: Management’s Role in Improving Work Climate and Culture」(Collin McLoughlin, Toshihiko Miura, CRC Press)が発売され、世界中で読まれる。

2019
2019年5月、トヨタ生産方式のシングル段取りの開発に貢献した新郷重雄博士の功績を称えて設立された、SHINGO INSTITUTEによってShingo Publication Award 2019に同書が選出された。
同年10月、PEC協会(PEC産業教育センターから改組)取締役を退任し、元気経営として独立。
2021
2021年、MQ会計創始者、西研究所 西順一郎所長と21年ぶりの再会を果たし、MQ会計の学びと実践を深めていく。
同年7月、カイゼン専門誌「工場管理」(日刊工業新聞社)に「理論と実践!思考力を高めるカイゼンドリル」連載開始。
略歴
1997 | PEC産業教育センター(現PEC協会)入所 |
2007 | 「カンタン!ムダとりポケットブック」(日刊工業新聞社)出版 |
2011 | 九州大学ビジネススクール修了(九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻)修了 |
2017 | 「True Kaizen: Management’s Role in Improving Work Climate and Culture」(Collin McLoughlin, Toshihiko Miura, CRC Press)出版 |
2019 | Shingo Publication Award 2019 受賞 PEC協会取締役退任 元気経営(※英名GENKI LEADERSHIP)として独立 |
2021 | 工場管理「理論と実践!思考力を高めるカイゼンドリル」(日刊工業新聞社、2021.8月号~2025.7月号) |
資格
- 西研究所公認 MGインストラクター
- ソフトパワー研究所公認 TOCインストラクター
- TWI-JI「仕事の教え方」トレーナー
学位
- 経営学修士(MBA)
著書

True Kaizen – Manager’s Role in Improving Work Climate and Culture
True Kaizen – Manager’s Role in Improving Work Climate and Culture
共著:Collin McLoughlin, Toshihiko Miura(三浦聡彦)、CRC Press
【対象】経営者、管理監督者、海外カイゼン推進者
トップダウン型のカイゼンだけでは成果が出ず、ボトムアップ型のカイゼンをつなげ経営戦略と現場力を相互に高める「カイゼンサイクル」を提唱しました。
カイゼンは欧米のように特別な資格や訓練を受けた人のモノではなく、誰にでもできることを示し、そのためには心を変えるより、すぐにできる「言葉と行動を変える」ことが早く結果を得るポイントだと記しています。
トヨタ生産方式によるカイゼンを35社の事例を、図表を使い分かりやすく示しています。英語圏でカイゼンを実践する方におススメです。


連載「理論と実践!思考力を高めるカイゼンドリル」
「工場管理」(日刊工業新聞社)2021年8月号~2025年7月号まで毎月連載
第1回ジャスト・イン・タイム