神社に学ぶ凛とした職場づくり

掃き清める

散歩がてら、石段登って神社に行きました。

神社に行くといつも、とても新鮮な、清々しい気持ちになります。

なぜでしょう。

「神様がおわすところ」だから神聖な気持ち。

でもそれだけではない、凛とした空気。

神社は掃き清められ、当然ゴミが落ちていません。

鳥居をくぐり、手水で手、口を清める。

製造現場でも、「凛とした」気持ちになることがあります。

５Sが定着して、ゴミが落ちていない現場。

ある意味神社に似た、「凛とした」空気を感じることがあります。

そのような職場では、そこで働くだれもがゴミが落ちない工夫をしており、掃除を毎日しています。

機械設備は古くても磨き上げられています。

神社は新築だからキレイなのではありあません。

ほとんどの神社は、製造現場よりも古いはずです。

「ウチの工場は古いから汚くってしょうがない」と思っているとしたら、もっと古い神社はもっと汚くって当たり前になってしまいます。

でも神社はそうではなく、清々しい場を保っています。

ですから工場が古くても、キチンと掃き清めることで「凛とした」職場にできるはずです。

トヨタ生産方式では、５Sは「ムダが見えやすくするため」に行うと言います。

まず５Sを徹底して、ムダが見えやすい職場にする。

ムダが見えたら、取り除く。

それを繰り返していくことで、見えるゴミがなくなり、一見ムダがないような、「凛とした」職場になるでしょう。

まずは掃除から。

そして掃き清め、清々しい、「今日もやるぞ！」と仕事に集中できる職場をつくっていきませんか。