カイゼン

トヨタ生産方式

2019.11.20

カイゼンは誰でもできる!動作のムダ①歩行を減らす

カイゼンは誰でもできる!動作のムダ①歩行を減らすのイメージ

足を見る

動作のムダを取る時は、まず「足」を見てください。

どれだけ歩いても付加価値を生みません。

「歩くのはムダ」なのです。

それでは歩行を減らすポイントを、3つ紹介します。

間締め

「間を締める」と書いて「まじめ」と読みます。

これは山田日登志先生がソニーに行き、生産革新が始まった時にできた言葉です。

離れた工程を近づける、部品と作業台を近づける、離れた間を締めて距離を短縮することがきます。

間締めは、動作のムダをとる基本になります。

間締めをして歩行を減らしましょう。

歩行を制限する

「私の職場は1個とるのに3歩以内」など、歩行を制限するといいです。

バスケットボールでは、ボールを持って3歩進むとトラベリングの反則になります。

例えば「今は一番遠い部品を取るのに5歩かかっているけど、4歩以内にしよう」、 「3歩かかるっているけど、2歩以内にしよう」と目標を決めて、間締めをします。

バスケットボールでは、ピボットターンがあり、軸足を動かさずに反対側の足を1歩ずつ動かす分は反則になりません。

ピボットターンを目指して、全ての部品が1歩以内にとれるようにカイゼンを進めましょう。

ナマケモノになろう

そして最後は歩かない、「ナマケモノ」になることです。

ナマケモノは木にぶら下がって動きません。

ナマケモノのように、歩かず作業ができる、仕事ができるようにカイゼンできると、歩行がゼロになります。

間締め、ピボットターンそしてナマケモノをキーワードに歩行を減らしていきましょう。