カイゼン

トヨタ生産方式

2020.11.07

離れ小島を間締めし、生産性150%

離れ小島を間締めし、生産性150%のイメージ

離れ小島では助け合いができない

工程と工程が離れている「離れ小島」では、作業者同士が「助け合い」ができないために、手待ち時間を有効利用できません。

今回紹介する事例では、自動包装機が後工程の検査・梱包と離れた離れ小島になっています。

包装機の作業者には手待ち時間があるのですが、離れ小島のために後工程の仕事を手伝うことができませんでした。

特に自動機には手待ち時間が発生しやすいため、離れ小島をなくすことが生産性向上に欠かせません。

間締めで助けが合いが可能に

そこで、工程と工程もしくは作業台と作業台をつける「間締め」を行い、作業う者間の距離を締め、助け合いをしやすいレイアウトにカイゼンしました。

改善後は間締めを行った結果、自動機の横で検査・梱包を行うようにしました。すると、包装機の作業者が検査作業を取り込むことができました。

作業改善もすすめ、3人が2人になり、1人活人ができました。

また、包装機と検査・梱包工程の間にあった仕掛品が1時間分削減できました。

使用スペースは1/2となり、前工程があった場所が活スペースになりました。

このように工程と工程、作業台と作業台と作業台の間をつめる「間締め」を行うことで、活人、仕掛品削減そして活スペースを創出しましょう。