カイゼン

セルフリーダーシップ

2019.12.02

「目的指向」「課題解決」で脱「下請け作業」

「目的指向」「課題解決」で脱「下請け作業」のイメージ

言われた通りだと「下請け」作業

先日、 デザイナーの卵に交じり 、デザイナーのためのワークショップに参加しました。

メインはデザインシンキングで、「課題解決」「価値を提供する」「喜ぶものを提供する」。

それをワークショップで体験しましょうと。

なぜデザイナーが学ぶのか。

それは顧客の言う通りに仕事をするだけでは単なる「下請け」になり、そうなると「価格競争になる」ので、デザイナーは顧客の課題解決と価値提供ができるようにならないといけない、ということを学ぶ場でした。

でもこれはデザイナーに限らず、すべての仕事に言えるはず。

例えば、「これコピーして」と言われたとします。

言われた通り「はい、コピーしました」とコピーして手渡すだけなら、これは下請け作業。

そこで「何のためにコピーがいるのだろう」と「目的・課題」を探し、「会議で使う」なら必要部数とホッチキス止めが必要か聞いて準備できます。

また顧客への訪問資料なら、ファイル綴じ、製本が必要か、さらに封筒に入れて渡すなど「目的・課題」にあった対処になるでしょう。

言われた通りの下請け作業なら、「代わりはいくらでもいる」「少しでも安い方がいい」となり、他の人へ頼まれる、社員じゃなく非正規社員、外注、転注となっていくかもしれません。

もしそうなら自らの働く場がなくなりかねないし、顧客を失うことになるでしょう。

言われた通りやるだけなら、それはそもそも仕事ではなく「作業」、代わりはいくらでもいると思われるでしょう。

目的志向、課題解決で価値を提供する仕事を

顧客から問い合わせ、注文をもらう時もそうです。

要望があったことだけにだけ答えるのではなく、「目的は何だろう」「困っていることは何か」「どんな課題をもっているのか」「それを解決して喜んでもらうためには、何ができるだろうか」を考え、提供する。

そうすれば喜んで商品、サービスを購入してもらい、「相談してよかった」「買ってよかった」「また買いたい」とつながるはずです。

私は、仕事とは「顧客が喜び、お金をはらうもの」だと定義しています。

顧客の喜びにつながるにはどうしたらいいか。

それぞれの立場で顧客への目的指向、課題解決をすれば、顧客が喜び、仕事をいただいた私達も喜び、皆が感謝と喜びに変わるはず。

現場でカイゼンするときは、「この会社では顧客から何をもとめられているのか」「この会社が抱える課題は何か」を意識しており、「そのために今できることは何か」課題解決をカイゼンを通じて行っています。

そんなことをデザイナーの卵に交じりながら、ワークショップを行いました。

買ってくれる人、働く人、売ってくれる人、すべての人が感謝と喜びであふれるように、カイゼン仲間を広げていきます。