カイゼン
トヨタ生産方式
2019.11.20
カイゼンは誰でもできる!動作のムダ③しゃがむのを止める
しゃがむのはムダ
体の動きには、歩行、振り向きの他に、「しゃがむ」動作があります。
似た動作に「かがむ」(屈む)があります。
「かがむ」とは、立ったまま腰を曲げる動作です。
「しゃがむ」は膝を曲げて屈むよりもより低いも位置にあるものを取る動作、もしくは重量物を低い位置から高い位置に上げる時の動作です。。
しゃがむ動作は膝に負担をかけますし、かがむ動作は腰に負担をかけるので、なくしましょう。
しゃがむ動作と、かがむ動作をなくすポイントをお伝えします。
膝から上に置く
そもそも、なぜ「しゃがむ」のでしょうか。
それは取ろうとするモノが膝から下にあるからです。
低いから膝を曲げて体全体を低くするのです。
まずは膝から下に置かずに、膝から上に配置できるようにカイゼンしましょう。
そうすれば、しゃがむ動作から、かがむ動作になるはずです。
腰から上に置く
しかし、かがむ動作を続けていると腰に負担がかかります。
通常、機械のテーブルや人が投入取り出しする場所は、腰の高さより上になっています。
それは腰より上の高さが、自然に上がとりやすいからです。
そもそも人間の腕は肩から出ているため、肘を曲げた腰から上のモノを取りやすい構造になっています。
腰から上に配置することで、かがむ動作がなくなります。
高くする
しゃがむ動作、かがむ動作を止めるポイントは、一言で言うと「高くする」です。
膝から下を膝から上に、そして腰から上に置くことで、しゃがむ動作、かがむ動作をなくし、体の負担を減らしましょう。