カイゼン
セルフリーダーシップ
その他
2019.11.25
上司の「言った」を部下の「やる」「やった」に変える
「言った」≠「やる」
決めたことをやっているのか聞くとき、「言ってあるからやってますよ」「言ってあるから大丈夫」と聞くことがあります。
こういう時は、やれていないことが多いのです。
それは、やったことまで確認していないからです。
確認した人は、「言ってあるから」と余計なことはいいません。
単純に「やってますよ」といいます。
これはよくあることで、経営者、管理職、リーダーなど、指示命令を出した時に、「言った」だけで「やってくれる」はずだと期待します。
しかし「言った」ことが「できた」かどうかは確かめるまで「できた」ことにならないのです。
すぐにやってもらう
そこで「言った」ことを、すぐに「やって」もらい、自らの目で確認すると、「言った」ことが「やった」に変わります。
すぐにやれない場合は、後で報告してもらいます。
「言った」ことを「理解」し、それを「覚える」、そして「やる」になります。
言ったことが、「理解」しておらず、「覚える」ところで止まれば、やってくれないのです。
最近よく「若い人が『はい』というけど、あれはわかってやってくれる『はい』ではなくって、ただあいづちをうってるだけだった」と聞きます。
復唱してもらう
正しく理解したかどうかは「復唱」してもらえばわかります。
「はい」「わかりました」で終わらせず、復唱してもらうことで確認しましょう。
見える化する
復唱してもらい、理解を確認したら、「覚えて」もらい「やって」もらうだけです。
ところが翌日忘れていたら、「やって」もらうことができません。
そこで「見える化」して確実に「やって」もらいましょう。
例えばメモをとってもらう、ホワイトボードに記入し、「いつまでに、何をするか」を皆でフォローする。
また新たなルール、運用方法も見える化して掲示板や、作業台に貼ることで「意識」できるようにする。
そうすることで「抜け」がへります。
「言った」をキチンと「やった」になるまで確認しましょう。
そのためには、すぐやる、もしくは報告してもらう。
報告してもらうために、復唱して理解を確認し、そして見える化して抜けをなくしましょう。