「どう責任とるんだ」という人は責任とらない人

新たなことをやろうとする時、改善しようとする時に反対や抵抗に会うことがありませんか。

例えば「失敗したらどうするんだ」「どう責任とるんだ」という人。
こういう人に限って、自分は責任取ろうとしません。
そもそも、新しいことに取り組んで、失敗なく成功しかしないことなどあるのでしょうか。

自転車に乗る時、転ぶことが失敗だとしたら、人類は誰も自転車に乗れません。
転びながら、何度も何度もやってみて、そして自転車に乗れるようになるのです。

子供はどんどん、新たなことに取り組みます。
しかし大人になって経験を積むほど、過去の成功と経験を重視して新たなことに取り組もうとしなくなる傾向があります。

転んだり、失敗を恐れて何もしないと、時代の変化に取り残されるでしょう。

抵抗・反対を打ち破る言葉

「失敗したらどうする」「どう責任取るんだ」と言われたら、こう答えましょう。
「私が責任取ります!」
会社員で、最後の責任の取り方は一つです。辞表を出すだけです。

しかし、本当に仕事を、職場を、会社をよくしようとして失敗した時に辞表を受けとる会社なら、早く辞めた方がいいです。
故意による失敗、損害を与えたなら話は別です。

前向きに取り組んで失敗したからと言って、「100万円払え」「1000万円払え」こんなことはありません。
そもそも投資が必要な場合、上司がハンコを押しているはず。
ハンコ押した人も責任があるのです。

失敗したって、挽回すればいいんです。うまくいくまで何回もやるしかないのです。
前向きなトライ、挑戦なしに会社は変わりません。
ところがそれを「失敗した」というだけで辞めさせるなら、どうせそんな会社は淘汰されるでしょう。

世の中が変化しているのに、変化しようとする人を非難し、追い出すとしたら、そんな人こそ会社に害をなす人ではないでしょうか。
やるからには、全力でやる。
だから最悪、失敗したら辞表を出して潔く去る、それぐらいの気持ちを持ってことにあたれば、うまくいかないはずがありません。

「責任をとる」とは覚悟です。
「どう責任取るんだ」とは覚悟を試されているのです。
「私は逃げません」「最後までやりきります」でもいいんです。
毅然と言い切りましょう。

そして覚悟を持って行動すれば、現場が変わり、会社は変わります。