探すのはムダ

探すムダは、現場だけではなく事務所や間接業務などいたるところでおこりえます。
探す時間は、何一つ価値を生みません。

探すムダをなくすポイントは、一言でいうと「表示する」です。

朝、自宅を出る時に、「あれカギがない!」と慌てたことはないでしょうか。
「いつもの場所にカギがない、どこいったんだろう」と。
そうです。いつもの場所に置いてあれば、カギはない、と慌てることはありません。

もし自分一人が知っていればいいだけなら「いつもの場所に置く」だけでもいいでしょう。
しかし職場では、同じ工具を共有して複数の人が使ったり、部品を複数の人がとりに行きます。
誰でもわかるモノの置き方が必要になります。

「いつもの場所」に置き、探すムダをなくすポイントをお伝えします。

3定管理

モノの置き方の基本は「3定管理」です。
定品・定位置・定量のことです。
定まった品物を、定まった位置に、定まった量を置きます。

定位置が決まったら、区画線を引き、定品・定量の表示をします。
いつも同じモノが同じところに置いてあれば、探す必要はなくなるはずです。

3定管理で探すムダをなくしましょう。

表示する

3定管理を一言で言うと、「表示」です。

例えば郊外型のショッピングモールに行き、広い駐車場に止めました。
帰る時に「あれ、どこだっけ?」とならないようにするにはどうすればいいでしょう。
「所・番地」が決まっており、「A-3-5」と表示されおり、メモして置けば間違いなくたどり着くでしょう。

区画線を引き、そこに表示する。そしてその場所に置く。

「表示をする」と言うことは、表示をするために、その場所を「定める」ことでもあります。
そのため、「表示をする」ことが3定管理そのものでもあるのです。
3定管理を活用し、「表示する」ことで、探すムダのない職場にしましょう。